ご依頼:ウェブページリニューアル / お客様:BtoB
業界全体のイメージが良くなるページをつくりたいんです!
初回の打ち合わせで、広報の K さんと部署の方々が、口を揃えておっしゃった言葉です。
会社情報とサステナビリティページのリニューアル。そして、自社の良さを伝える特設ページの新設。そんなご依頼でした。
K さんの業界は、いわゆる昭和時代の「きつい・危険」というイメージが一般的に浸透しています。もちろん、令和の今では業界全体の待遇もかなり改善され、K さんの会社もホワイトと胸を張って言えるほどです。
だからこそ、K さんたちは「業界全体のイメージが良くなるための取り組みをしたい」という思いがとても強く、その一方で「BtoB であるため一般の方々には業界の良さが伝わりにくい」といったことも悩まれていました。
「まずは会社の良さをもっとアピールしていこう」。取り組みを数字で示せば、魅力も伝わりやすい。特設ページは、その方針で進めることになりました。
コンテンツをつくる悩み
しかし、特設ページの構成が進み、具体的なコンテンツについて議論する中で K さんたちの表情が曇っていきます。
会社の良さは伝わりやすいページだと思いますが、業界の悪い部分と比較してしまっているように感じてしまいます。本当にこのページで進めて良いのでしょうか?
そんな悩みを打ちあけていただきました。
今回のご依頼はデザインとコーディングがメインで、コンテンツは K さんの部署が担当されていました。その制作過程でメンバーから「自社を良く見せようとすると、業界の悪いイメージと比べることになってしまう」と声があがりました。そんなジレンマを、部署全体が感じていたのです。
メンバーの熱意が冷めていくことに、K さんは危機感を覚えていたようです。
「考えること」は、想いをまとめること
コンテンツ制作は私たちの担当ではありませんが、悩みを打開できるアイデアをご提案することはできます。今回のプロジェクトで私たちが提案したのは「考えること」のちょっとした後押しでした。
「業界全体のイメージが良くなるための取り組みをしたい」。この言葉について、深く考えられるよう、次のような質問を投げていきました。
- なぜそう思うのか
- そのきっかけは何なのか
- 良いイメージとは具体的に何なのか
ただし、ルールを一つ決めました。必ず一人ずつ聞き、全員に答えてもらいます。他の人と同じ答えでも、そこに至る考え方や伝え方は人によって違います。どんな答えも否定せず、ひとつの貴重な意見として、それぞれの具体的な言葉をメモにまとめていきました。
質問された側は、なぜそう思うのかをしっかり考えていきます。上手い言葉にならなくても、表情や身振り手振りで一生懸命伝えようとします。
K さんは社会貢献の視点から。あるメンバーは家族の視点から。学生時代の思い出を話す人もいました。ひとつの想いに対して、様々な言葉が飛び出していきました。
「この人はこう思っていたのか」。そんな発見が続き、とても楽しく、和やかな時間になりました。
できることは小さくても、大きな目標に
まとめていくうちに、会社のある慈善活動につながる話が見えてきました。全員の答えに、重なるところがあったのです。
活動としてはまだ小さなものでした。それでも K さんたちは、納得した表情でうなずいていました。
まだ小さな取り組みだけど、これから大きくしていきたいね
この内容は、特設ページのコンテンツのひとつになりました。「業界を巻き込み、大きな取り組みへつなげることを目標にしよう」。そんな前向きなメッセージのあるページを完成させることができました。
ページ公開からしばらく経った頃、K さんとお会いする機会があり、笑顔でこうお話しいただきました。
採用希望者が前年よりも増えました。少しずつ業界のイメージも改善されているのかもしれませんね
この記事は、目標のほうから考えるチーム VOWZ が書いています。前でも後ろでもなく、隣で。
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